H7N9 鳥インフルエンザ 北京市 一週で3名発生と （CHPリストから判明）
2017年04月12日 13：54 『 H7N9 鳥インフルエンザ 北京市 一週で3名発生と 』
昨4月11日、FluTrackers.comは、香港の衛生防護センター（CHP）のリスト（4月11日発表）に基づき、2013年の初発患者から1389人目までの患者リストを更新しました。
CHPのリスト（第14週分）は、4月2～8日までに中国衛生計生委からの通知を受けたものとされています。
この中に、北京市では3人の患者が見つかっている（うち1名は河北省からの輸入症例）のですが、中国のネットをいくら中文検索してみても見当たりません。
尤も、大陸メディアは基本的に政府が発表した内容の『コピー＆ペースト』しかしていないことと、記事を自分で書いていないことにより、或は、記者が裏付けをとる調査をしていないことにより、『事実から一年二年前の記事をあたかも本日のこと』のように誤報を打つ、その記事をみた他のメディアがそれをコピー＆ペーストしてしまうため、中国で何が起こっているのかを正確に把握することは大変難しくなるのです。
大陸衛生計生部門の患者発表タイミングのお粗末さについては年初にWHOからクレームがついたものの、その後一時期だけタイムリーに発表をしただけで、最近では、1週間分まとめての『十把一絡げ』の状態になりつつあります。 『のど元過ぎれば熱さ忘れる』、『人の噂も七十五日』といいますが、中国当局はそれを狙っているのでしょうか。
まだ弊所の把握している患者リストと若干の差分はあるものの、北京での患者発生を一つの区切りとして、エクセルがアップできなかったHPのソフト上の問題も昨日深夜にクリアできましたので、ここに添付します。
【患者リストは下記からどうぞ】
20170412 中国H7N9型鳥インフルエンザ発症者情報