日中医療衛生情報研究所

第一回日中健康管理医療シンポジウム


第一回日中健康管理医療シンポジウム

2016年09月25日(日)、
飯田橋の日中友好会館大ホールで第1回目の日中健康管理医療シンポジウムが開催され、日中観光産業協会の医療通訳養成講座の生徒やその講師陣、シンポを企画した友人たちも含め、約120名が参加したが、会場には中国人の方が多かったが、私の知人も多数参加されており、旧交を温めることができた。

特に、2012年春に北京を訪問した際に中日友好医院を案内してくれた孟華川さん(当時は衛生部からの出向)とは4年ぶり、シンポ事務局の佐藤陽子さん(NLNジャパン)、張漢園さん(日中医学交流センター)、とは数ヶ月ぶりの再会で、彼らが頑張っていることを知り、こちらも負けていられないと痛感。

当日のプログラムは3部構成:
(第一部)『健康管理・健康診断(早期予防、早期診断、早期発見)』
『中国健康診断業界の未来』
by 李秀池 中国健康教育促進会理事
『脳疾患の早期予防と早期診断への当院の取り組み』
by 渋谷肇 白鬚病院 脳神経外科部長
『中国における健康管理・予防医学の現状』
by 李敏 北京医学界健康管理分会主任委員

(第二部)『がん・心血管病・糖尿病の診断・治療と美容・形成外科・医工連携』
『日本最先端の胃がん・食道がんの診断・治療』
by 瀬戸泰之 東大付属病院 食道・乳腺内分泌外科教授
『日本最先端の肺がんの診断・治療』
by 中島淳 東大付属病院 呼吸器外科教授
『重症心不全の最新治療』
by 立石実 東京女子医大心臓血管外科助教
『日本卒中診断の最先端・治療』
by 木村和美 日本医科大 神経内科教授
『日本における最先端の糖尿病診断・治療』
by 門脇孝 東大付属病院 糖尿病・代謝内科教授
『日本における最先端美容・形成外科について』
by 光島勲 東大付属病院 形成外科・美容外科教授
『産学研特別講演:医療レギュラトリーサイエンスと日本の先端医療(医工連携)について』
by 梅津光生 TWIns施設教授/工学博士/医学博士

(第三部)パネルディスカッション『日中医療ツーリズムの課題と今後の展望』
by 瀬戸泰之 東大付属病院 食道・乳腺内分泌外科教授
& 李稚湛 東京洪誠病院看護師・医療通訳
& 杉村知哉 ビズグロー代表取締役
& 孟華川 中日友好病院国際医学交流室

中国における糖尿病患者は非常に多く、1億人(全世界の4分の1)、
一方で日本における糖尿病患者数は316万人、糖尿病が強く疑われる人口は900万人ということに加え、糖尿病から他の病気にという話、指や顔の一部が損なわれた場合の手術がここまで進歩してきたという話は、『日中の医療ツーリズムで一儲けを』という人にはあまり興味がわかなかったかもしれないが、治療薬については、スライドの写真を撮ろうとあちらこちらからストロボがたかれていた。

中国で看護師として働いてきて、日本でも看護師資格を取って頑張っている李さんは私の友人なのだが、彼女のような人がもっともっと増えればよいと強く思ったしだいだ。

20160925A 第一回日中健康管理医療シンポジウム.pdf

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