2015年12月10日
中国国家衛生計生委 12月10日発表の衛生計生委発表のデータに基づき、2015年11月度(11月1日~30日分)のデータを加え、2008年からの推移、月別発症・死亡者数の推移をグラフ化しています。
1月10日に発布された「伝染病情報報告管理規範(2015年版)」を訳出した際に、乙類感染症の種類『ヒト感染高病原性鳥インフルエンザ』には、H5N1だけではなく、H5N6やH5N2なども含められているようでした(H7N9は独立して分類されていますが、それ以外の「ヘモアグルチン(HA)」と「ノイラミニダーゼ(NA)」の組み合わせによる分類については、明確化されていない)ので、以後はヒト感染高病原性鳥インフルエンザとタイトルを変更します(先月既報)。
中国のヒト感染高病原性鳥フルは、11月の発症者は2例、死亡者は1例でしたが、累計で8人が発症、死亡は6名となっています。
その致死率がほぼ100%になっている点については、総数が把握できないことも影響しているとみられます。死亡患者の検体からのウィルス検出、重症肺炎患者の検査によるウィルス検出などが殆どのケースで、初期段階で軽快した患者は、病院にはゆかない、また、リスクが高い農民、とくに貧困農民は、保険制度の関係で重篤化するまで病院にゆけないという「お国事情」もあります。
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根据中国国家卫生计生委的12月10日公布数据, 可视化了从2008年到现在的「发病人/死亡例变迁」图表。11月份的病人2例,死亡2例,2015年度累计患者已到了8名(6名死亡)。
在这次被公开的「传染病信息报告管理规范(2015年版)」,才知道了「人感染高致病性禽流感」包含很多种禽流感(虽然没表示什么H和N型被分类人感染高致病性禽流感)。所以今后修改题目从「H5N1」到「人感染高致病性禽流感」。
关于人感染高致病性禽流感致死率(100%)的情况,因为病例总数(n)不是正确的,不能把握病情恨轻的病例。我们只能把握死亡后初次被确认的或者从重症肺炎病例样本中检出的也多。其他的病人如果病情没厉害时不会去医院。
【図表は以下からどうぞ】